最近は小さい会館でごく少人数だけ呼ぶ「家族葬」が流行っているようです。
昔の葬儀と家族葬の違いは来る方の人数や会館の大きさだけなのでしょうか?家族葬を行うにあたって普通の葬儀とは違う流れなどはありますか?
流れはほぼ一緒
ご質問にお答えする前に、ご逝去から通夜、葬儀式、火葬までの大まかな流れを書いてみます。1.ご逝去2.搬送3.通夜4.葬儀・告別式5.出棺6.火葬となります。ということで、会葬者を多く呼ぶ一般葬でも、ごく少人数で行う家族葬でも、ご逝去から火葬までの流れは実はほとんど変わりません。したがってご質問者様のおっしゃる通り、昔ながらの一般葬と家族葬の違いは来訪者の人数や関係性、会館の大きさくらいです。
家族葬のメリット
とはいえ一般葬にはない家族葬のメリットもいくつかありますので、この機会にご紹介しておきます。
負担が減る
多くの方をお呼びする一般葬では逝去の連絡をした後に多くの方がひっきりなしにご自宅や葬儀会館に訪れます。
会葬者が来られるたびにご挨拶をする必要があるので、故人様とゆっくり最後の別れをする時間が限られてしまいます。反面、家族葬ではごく身近な方くらいしか参加されませんので、故人様のお顔をゆっくり見たり、ご遺族の方々の身体を休ませる時間も作ることができます。
時間短縮
多くの方が来られる一般葬では焼香の時間や弔電紹介なども人数の分だけ長く時間が掛かってしまいますが、家族葬であれば多くても10人から20人程度で行うことができますのでその分時間を短縮することができます。慣れない葬儀会館などで長い時間じっと待つことは特にご高齢の方にとってはつらいことです。時間が短く済む分、身体を休ませたり故人様とゆっくり最後の時間を過ごすことができますよね。
オリジナルの演出
一般葬では家族をはじめ会社の関係者やご近所さんなど、多くの方々を意識した演出をする必要がありますが、家族葬ではごく限られた親類ばかりですので、無宗教葬にしたり音楽葬にしたりメモリアルムービーを流したり、オリジナルの演出もしやすくなります。
香典返しや料理の把握が容易
一般葬ではお香典を持参して参加される方も多いので香典返しを用意する必要がありますし、精進落としのような席では精進料理などしっかりした料理を用意する必要があります。さらにご近所さんやお仕事関係の方など、当日何名来られるか把握するのが大変難しいです。反面、家族葬ならばごく身近な人ばかりなので、香典を断ったり、火葬中や火葬後のお食事も精進料理にこだわらずに思い出のお店などで済ますこともできます。
まずはご相談ください
いかがでしょうか。基本的な流れは一般葬でも家族葬でもそんなに変わりませんが、ごく身近な人だけで葬儀をとり行うことで、工夫できることが多くなります。当社ではご自身の身体を休ませたり、葬儀費用や時間を節約したり、大切な方が亡くなった動揺の中でも「家族葬で良かった!」と言っていただけるような素晴らしい家族葬をご提案いたします。お急ぎの方も、まだまだご予定がない方でも丁寧にご説明しますので、どうぞお気軽にご相談ください。