お葬式Q&A

Q:家族葬の際、近所の方への挨拶はどうすればいい?

私の父の葬儀ですが、費用が安く済む上、家族でゆっくり静かに見送りができる家族葬にすることにしました。

私の家族や親せきと話したところ、「こじんまりした家族葬で十分じゃないか」という結論に至り特に問題ないんですが、うちのご近所さんにどのように挨拶すればいいのか分かりません。

というのも葬儀社との打ち合わせでは11人で手配しているので、ご近所さんなどがお参りに来られたとしたら正直困ってしまいます。

葬儀が済んだ後に挨拶が出来ればいいんですが、もしもその前に父が亡くなったことが分かってしまうと「何で教えてくれなかったん?」ということにもなりかねませんよね。

家族葬をされている方は、ご近所さんにどのように挨拶をしているのでしょう?

どれくらい近所付き合いをしていた?

近親者の方々のみで通夜・葬儀をされる家族葬をお選びになったとのことですが、家族葬にはご自宅で行う場合と葬儀会館で行う場合との2つに分かれます。

いずれにしてもご近所さんとのお付き合いは三者三様ですから、一概に○○にしたほうが良いとお答えすることは出来ません。

まずは出来る限りお父様がどの程度のご近所付き合いをしてこられたのかを把握しておいた方が良いでしょう。

「私は知らないから」という理由でいい加減に対応してしまうと、故人様の顔を汚してしまうことにもなります。

それでは今回は葬儀会館で行う場合とご自宅で行う場合の2つのパターンに分けて、家族葬に参列される近親者以外のご近所さん等にどのように挨拶をしたら良いのかお伝えします。

葬儀会館で家族葬を行う場合

費用が安く済むとのことですので、死去後おそらくご自宅ではなく葬儀会館へ直接搬送して安置しておられるのだと思います。

多くの方は「葬儀会館に行きっぱなしだから、ご近所さんには分からないだろう」とお思いですが、最近は少なくなったものの葬儀会場の看板や、葬儀会館とご自宅の行き来の際などで意外とご近所さんがお気づきになるケースもあります。

あらかじめ何もお伝えしていないと、ばったり会ったときに「何で一声掛けてくれなかったの?手を合わせに行ったら迷惑なの?」など、家族葬に決めた本来の理由とは違う意味に受け取られてしまうこともあります。

したがって葬儀会館で家族葬を行う場合も、お付き合いの深さで優先順位を決めて「父の生前の意向で近親者のみで小さなお葬式を行うことにしました。みなさまのお参りやお香典等はご辞退させていただいておりますので、どうかご理解ください」とお伝えしておけば十分です。

ご自宅で家族葬を行う場合

ご自宅で家族葬を行う場合は、業者や車両の出入り等でお騒がせすることになりますので、葬儀会館で行う以上にご近所さんへの配慮が必要です。

ご近所さんへお伝えする内容としては葬儀会館で行うとき同様、「父の生前の意向で近親者のみで小さなお葬式を行うことにしました。みなさまのお参りやお香典等はご辞退させていただいておりますので、どうかご理解ください」ということと、「本日、明日と車両や人の出入りが多くなります。ご迷惑をおかけいたします。」と付け加えたほうが良いでしょう。

もしも故人様の近所付き合いの度合いが分からない場合や一軒一軒回ることができない場合は、自治会長さんや町内会長さんに一言お伝えするのも時間が掛からず効率的です。

ご近所さんからのご厚意への対応

いくら「お香典等はご辞退させていただいております。」と伝えても、「あぁそうですか。ご愁傷様」とならないのが、日本人の素晴らしいところ。

でも当事者にとっては辞退することをお伝えしておいて、お香典等を頂戴するわけにいきません。

お香典は手紙やはがきと違って、ポストに入っていることは(常識的に)まずありませんよね。

ですからご近所さんとお会いになってお香典を頂戴しそうになったら、再度「みなさまのお香典はご辞退させていただいております」と丁寧に伝えて、理解していただきましょう。

それでも「お参りだけはさせてほしい」となったら、通夜・葬儀当日ではなく、落ち着いているであろう時期をお伝えしておくと、葬儀当日にバタバタすることはありません。

家族葬だと堂々と伝える

家族葬は基本的に近親者のみでの見送りなので、“葬儀の参列者がいなくて楽”とお思いの方もいらっしゃいますが、意外とご近所さんに気付かれたり、突然お参りに来られたりすることもあります。

家族葬だからといってご近所さんにコソコソする必要はありません。

重要なことは「故人の意向で小さなお葬式を執り行うことになりました。」としっかりお伝えしておくことです。