お葬式を行うにあたって、自分の宗派を調べようとしたのですが、みんな曖昧でよくわかりません。加えて、私だけでなく私の家族や親せきも宗教の信仰心が低く、お葬式の時は従来の仏式の葬儀でなくてもいいのではと思っています。宗派が分かっている場合の仏式葬儀と無宗教葬では費用などの大きな違いはありますか?
まずは違いを知る
従来の仏式で行う場合と無宗教葬(自由葬)で行う場合は、お葬式の流れが違うので一概にどちらが安くどちらが高いということははっきりとお伝え出来ません。そこで今回は従来の仏式葬儀と無宗教葬(自由葬)の場合の流れの一例をお伝えしますので、どちらがご自身に合うかご判断いただければと思います。ちなみに、ご逝去からご遺体の搬送、安置、葬儀社との打ち合わせという一連の流れは共通なので割愛します。
仏式葬儀-葬儀・告別式の流れ
1.僧侶入場2.開式の辞3.僧侶による読経4.弔電紹介5.遺族、参列者の順で焼香6.僧侶退場7.喪主挨拶8.閉式の辞9.最後のお別れ
無宗教葬(自由葬)の流れ
1.一同着席2.黙とう3.献奏4.自由な演出5.お別れの挨拶6.献花7.最後のお別れ
項目の違いが費用の差
非常に簡単ですが、仏式葬儀の場合と無宗教葬の場合のお葬式の流れを書いてみました。仏式葬儀の流れに緑色のマーカーでチェックしている項目が仏式葬儀にしかない部分、無宗教の葬儀の流れに黄色のマーカーでチェックしている項目が仏式葬儀にはない部分です。無宗教葬には文字通り宗教色がありませんので、僧侶による読経や焼香がない(※)ことが大きな特徴ですね。※菩提寺との関係維持のため、無宗教葬でも読経や焼香をすることもできます。つまり、仏式葬儀と無宗教葬ではマーカーでチェックしている項目の違いが費用の差になるわけです。
自由と言ってもどうしよう…という方へ
無宗教葬は自由葬とも言われるとおり、自由な形で故人を見送ることができます。とはいえ、自由すぎて何をしたらいいのか分からないということもあると思います。自由な演出の例を下記に挙げていますので、無宗教葬(自由葬)をご検討の方は是非参考にしてみてください。
メモリアルムービー上映
故人の生前の活躍や功績をビデオにまとめて上映します。
故人が好きだった音楽を流す
こちらは上記のメモリアルムービーとセットで使うことも多いですが、故人が生前好きだった音楽を参列者みんなで鑑賞します。
生演奏
音楽をスピーカーで流すのではなく、演奏者を会場へ呼んで生演奏を参列者で鑑賞します。また故人の友人・知人が楽器を演奏することもあります。
故人が好きだった食事をとる
故人が好きだったコーヒーや紅茶などの飲み物やスイーツなどを参列者に振る舞い、故人を偲ぶこともできます。
ご相談はお気軽に
いかがでしょうか。いろいろとアイディアは出してみましたが、現実的にはまだ無宗教葬は一般的になっていないので、これから様々な種類の葬儀の形が増えていくと思われます。当社でも素敵なメモリアルムービー制作を始め、無宗教葬のお手伝いも致します。相談だけでもお気軽にお問い合わせください。