Q:バチが当たらないお仏壇の処分方法を教えて!
私の両親が亡くなり、実家に住む人間がいないので、実家の売却を考えています。
私は仕事の都合で実家に住むことが困難なので、現在住んでいるマンションにそのまま住み続けます。
そこで、昔から引き継いでいるお仏壇があるのですが、サイズが大きくてとてもマンションに移すことなど不可能です。
お仏壇を処分するときに、安くて罰当たりにならない処分方法はありますか?
今回のようにやむなくお仏壇の処分をする場合は、購入した時と逆でお仏壇から魂を抜いてもらう「抜魂」をお寺さんにお願いしましょう。
抜魂が済んだら大きく3つのお仏壇の処分方法があります。
お仏壇屋さんに引き取ってもらう、粗大ごみとして処分する、買い替えと同時に処分するの3つです。
今回はお仏壇の処分方法について記載していますので参考にしてみてください。
僧侶に魂抜してもらう
おそらくいまあるお仏壇は購入時に「御魂入れ」を行っているはずですので、処分時は逆にお仏壇の魂を抜くことが必要です。
したがって寺院の御僧侶に仏壇の魂抜(※)をお願いするのが一般的です。
※ばっこん:仏壇の魂を抜く事
お仏壇の処分方法
仏壇の魂抜が済んだら、次は処分となります。
少し寂しい言い方になりますが、魂抜が済んだお仏壇は単なる箱ですので、処分にそこまで頭を悩ます必要はありません。
お仏壇の処分についても複数の方法がありますので、いくつかピックアップしておきます。
業者に引き取ってもらう
引き取り費用や配送料金は負担する必要がありますが、お仏壇の専門業者に引き取ってもらうことができます。
見積り金額に問題がなければ、予約した日時にご自宅で立ち合いをするだけなので、みなさまにはほとんど負担はありません。
お仏壇本体だけでなく、お位牌や仏具もすべて引き取ってもらえるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
当社でもお仏壇の引き取りを行っています。
粗大ごみとして処分
お仏壇本体は法的には“一般廃棄物"扱いです。
したがって、お住まいの自治体の規則に沿って粗大ごみとして処分することも可能です。
粗大ごみとして処分する場合は、業者に引き取ってもらう場合に比べて安く済みますが、もしかすると“ゴミ"として出すことに抵抗がある方もいるかもしれませんね。
また、ご近所さんの目が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方は、粗大ごみとして処分するより費用は掛かりますが、専門業者に回収をお願いするほうが良いでしょう。
買い替えとセットで処分
ご質問者様のように「本当は処分したくないけど、マンションが手狭だから仕方なく…」という方も多いと思います。
最近では小さなお部屋でも邪魔にならないコンパクトでおしゃれなモダン仏壇も多く販売されています。
小さいお仏壇を購入する際に、いまある大きなお仏壇を良心的に処分してくれるお仏壇屋さんを探してみるのも1つの手です。
当社でもお仏壇の買い替えサポートを行っています。
【お仏壇修理】選べる2プラン
当社のお仏壇修理はお仏壇クリーニングと完全修復の2つのプランをご用意しています。ご希望やご予算に合わせてお選びください。